Hej!(ヘイ)
マーヴィンです。
皆さん
ギター/ベースのヘッドシェイプ(ヘッドの形)って気にしていますか?
これは機能性というより
ほとんど見た目の話なんですが、
私はヘッドシェイプを結構気にしてしまいます!!
ギター/ベース(以下ギターと省略)メーカーによる
見た目の違いって一番ヘッドに出やすいんですよね。
(変形ギターなどオリジナルボディシェイプは別)
私の推しは定番メーカーFenderです!!
Fenderのギターのヘッドシェイプは美しい!!
特にストラトやジャズベース、プレシジョンベースのヘッドシェイプ!!
Fenderのヘッドは美しい
— マーヴィン(午後Fika)@ゆるいブロガー (@Fika32627021) June 7, 2019
レオフェンダーがいなかったら今のギター・ベースはどんなフォルムだったんだろう
フェンダーの絶妙なヘッドデザインが好きすぎる…#フェンダー #Fender #ギター #ベース— マーヴィン(午後Fika)@ゆるいブロガー (@Fika32627021) June 9, 2019
Fender以外にも
世の中のギターには色んなヘッドシェイプがあるので、
是非その造形美を楽しんでみてください!!
メーカーによるヘッドシェイプの違い
世の中に出回ってるギターの大半が
FenderかGibsonのコピーやアレンジ品であり、
前述したとおりヘッドにはメーカーの個性が出やすいです!!
ヘッドに違いが出る理由は
商業的なものから機能的なものまで様々ですが
その見た目の違いを楽しむのもまた一興です!
※下記のカテゴライズ名は世間一般ではなく
私が独自で付けたものですのでご了承を!
1.Fenderオリジナルシェイプ
出典|イケベ楽器
出典|イケベ楽器
これがFenderを象徴する世の中のギターのスタンダードなヘッドシェイプですね!
上がストラトタイプ、ジャズベースタイプなどのヘッドシェイプで
下がテレキャスタータイプのヘッドシェイプです。
Fenderのオリジナルシェイプがそのまま使われているギターは
Fenderライセンス認証を受けているメーカーか
トラディショナル指向を売りにしているメーカーに多く見られます。
主なメーカー
- Fender
- PGM
- Nashguitars
- Warmoth など
2. Sadowskyタイプ
出典|イケベ楽器
出典|イケベ楽器
コチラのタイプはFenderのオリジナルシェイプの底辺を
スムーズに浅く山なりに削った形をしています。
ヘッドシェイプのアレンジの仕方ではこのタイプが多いです。
主なメーカー
- Sadowsky
- Suhr
- AV guitars
- Mayones
- Cort
- moon guitars
- Bacchus
- FuJigen
- Atlier Z など
3.G&Lタイプ
出典|イケベ楽器
G&Lタイプのヘッドはヘッドの底辺がチョコンと尖がったシェイプです。
主なメーカー
- G&L
- Momose
4.Gibsonタイプ
出典|イケベ楽器
こちらはGibsonが代表するヘッドシェイプです。
先ほどまでとは少し趣向が違いますが、
基本的に左右でペグが3:3でレイアウトされています。
典型的なアコースティックギターも同じようなシェイプをしていますが、
Gibson系のヘッドは黒色の塗装あるいは化粧板が貼られて、
モデルによってはヘッド中心にそれぞれのギターを象徴するエンブレムが施されています。
こちらもFender同様
Gibsonオリジナルにそのままヘッドシェイプをコピーされたり、
微妙にヘッドシェイプ・エンブレムを崩したりしたギターが多く存在します。
主なメーカー
- Gibson
- Epiphone
- Tokai
……おや? Epiphoneたちの ようすが……!
出典:イシバシ楽器
なんと今年2020年Epiphoneのヘッドシェイプが少し変わるようです(一部モデル)。
EpiphoneのレスポールモデルとSGモデルには 新しいKalamazooヘッド と呼ばれる新形状のヘッドになります。
上部の両端が削られていないところと、少し大きめのヘッドが特長です。
大きめだった1980年代のGibsonレスポールとも、アーチトップ系に搭載されているヘッドとも違うようです。
Wildkatのようでしょうか。
よりギブソンに近くなったヘッド形状が今回の特に注目すべき点となりました。引用:イシバシ楽器
レスポールモデルとSGモデルが本家Gibsonのヘッドシェイプに少し近づいたようです。
一部の界隈でイジられつづけてきたEpiphoneヘッドシェイプも少し大人しくなりましたね(どうイジられているのかは深く調べる必要はありません…決して…!)。
4.その他
出典|イケベ楽器
出典|No TREBLE
いわゆる変形ギターと呼ばれる
FenderやGibsonのボディシェイプから離れたギターは
ヘッドの形も独特なものが多いです。
また、
もちろん有名な変形ギターのシェイプをコピーするメーカーも現れます。
主なメーカー
- Fodera
- Ibanes
- Kiesel guitars
- musicvox
- Jackson
何故ヘッドシェイプを変えるの?
ボディやピックアップ構成よりも
ヘッドシェイプに個性を取り入れるメーカーが多い理由は主に下記の3つです。
- 機能性
- オリジナリティ(ブランド力)
- ライセンス
機能性
ヘッドを変えることによってプレイアビリティを変化させることができます。
例えば、
ヘッドを小さくすると、
その分ヘッドが軽くなるのでギター全体の重量が減ります。
軽量ペグなどを併用してヘッド落ち対策にもなります。
また、
ヘッドシェイプによりペグの位置を変えることで
音に変化をもたらすことができます。
弦のテンションはナットからペグまでの位置によって変化します。
当然弦のテンションが上がると音にハリが増して、
弦のテンションが下がると音のハリが減ります。
さらに突き詰めるとヘッド自体も質量を持っているため、ヘッドの形状および質量の変化によってヘッド部での音の共鳴にも影響が出ます。
弦を弾くとヘッド、ネック、ボディの中を音の波がアチコチ移動して、ベースの内側の壁で跳ね返ったり、波同士でぶつかり合ったりするようなイメージかなあ。ヘッドシェイプが変わると内側での反射の具合が変わってきますよね。
メーカーによってはヘッド部での音響特性を研究してヘッドシェイプを決めているそうです。
※最近は世界中でヘッドレスベースの流れが来ていますね。
ヘッドレスベースは読んで字のごとく“ヘッドがないベース”なのでプレイアビリティも音響特性も従来のベースと異なっています。
様々な意味で変わったものが欲しい人にとっては注目のベースです!
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オリジナリティ(ブランド力)
ブランドの象徴と言えばロゴですが、
ヘッドシェイプを特徴ある形にすることでも
自社の商品を印象付ける働きがあります。
いわゆるブランド力を高めるということです。
極端にヘッドシェイプを変えると
前述したように音に影響が出ますが、
ボディ・ネック・ヘッドの中で一番手を加えやすいのはヘッドです。
ライセンス
メーカーからしたらこの点が一番恐ろしいかもしれませんね。
Fenderのオリジナルシェイプ(ボディ・ヘッド・ロゴなど含めて)でギターを販売できるのは
基本的にFenderからライセンス認証されているメーカーだけです。
例を挙げると
- 旧Fender Japan
- Warmoth
- Musikraft
- B. Hefner Company など
主にパーツメーカが多いです。
ライセンス認証されていないメーカーが
Fenderのオリジナルシェイプそのままのギターを出してしますと訴訟されかねません。
事実、1984年当時、
Fenderのコピーモデルギターを製造・販売していたTokai(現・東海楽器製造株式会社)は
Fenderから訴訟を起こされ敗訴しています。
その後ギターは販売停止になり、会社は倒産してしましました。
(現在、Tokaiは東海楽器製造株式会社として新たにギターを製造・販売しています。
ロゴはTokaiです。)
私も以前1980年製のTokai製のPB-60(Pベースモデル)を持っていましたが、
(東海楽器製造株式会社のHard Puncherシリーズの初期モデル)
そのヘッドについているTokaiロゴが恐ろしいくらいFenderロゴに似ていました。
出典|Reverb
正直これは訴えられるよTokaiさん…(笑)
なので以上のような観点から、
小さな抵抗ではありますが
ヘッドシェイプを変えて販売しているメーカーが多いのです。
宣伝のために巨大化したFenderラージヘッド
出典|Qsic
また少し話の趣旨が変わりますが、
コピーされる側であるFenderも宣伝力を上げるために
ヘッドシェイプを変更したことがありました。
通称ラージヘッドです。
名前の通り大きい(Large)ヘッド(Head)です。
ラージヘッドは65、66年辺り~83年辺りまで採用されていた仕様です。この時期はちょうどFender社がCBS社に買収された頃で、新しくオーナーになったCBS社が様々な改革がされていきました。主流であったローズウッド指板から貼りメイプル指板へ、ネックエンドにあったトラスロッドがヘッド側に移される(ブレットトラスロッド)など、生産性の効率化に注力されていった中で、生まれたのがこのラージヘッド仕様。詳しい理由は定かではありませんが、Fenderのロゴを大きく見せる事で、TVでクローズアップされたいなどの商業的な目的があったと言われています。
引用|Qsic
ただ当時ギタリストからの支持は得られなかったようで
主流ヘッドシェイプになるに至りませんでした。
見た目も楽しもう!!
もちろん上記した以外にも
様々なヘッドシェイプがあります。
特に受注生産のギター工房は変わったヘッドシェイプをしていることが多いです!!
自分の好きなヘッドシェイプを見つけて
購入する時や自作・オーダーする時の楽しみの1つにしてみてください!!
それでは皆さん、
Vi ses! (ヴィセ―ス)
P.S.
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