【レリック/エイジド加工】ヴィンテージギターの歩んできた歴史を再現!!レリック加工の魅力に迫る!!

Hej!(ヘイ)
マーヴィンです。

 

皆さんギター/ベースの装飾加工の1つ
レリック(Relic)加工
ってご存じですか?

 

メーカーによっては
エイジド(Aged)加工
ヴィンテージ(Vintage)加工
などとも呼ばれたりします。

 

つまるところの
わざと使い古された外観にしてヴィンテージ感を出す加工を指します。

 

こんな感じに

出典|あぽろん

 

出典|あぽろん

 

めちゃくちゃ使用感満点の見た目をしてますよね!!

けど、
コレは新品なんです!!

 

私、
このレリック加工が施されたベースが大好きで、
特にレリック加工された57年モデルのPrecision Bassなんてもうたまりません!!

 

もし、
上の画像を見て

  • なにこれカッコいい!!
  • めちゃくちゃ渋いじゃん!!!

と思ったソコのあなた!!

 

あなたもレリック信者の素質がありますよ。

 

では、
レリック加工に興味のある皆さん!
ようこそレリックの世界へ!!

まだレリックの良さが分からないアナタも
この記事で是非レリックの沼へ飛び込みましょう!!!




 

レリック加工の魅力

 

 

レリック加工の魅力と言えば
何といってもこの渋さ!!

出典|Fender Custom Shop

 

 

世の中には
骨董品であったり、ダメージジーンズ、クラシックカーなど
時代錯誤していて現代に無いモノ
長い月日を経て歴史を背負っているモノに魅力を感じる人たちがいます。

 

それと同じことがギターにも言えます。

 

現代までにたくさんのギターが売り出されてきてました。
時代とともに工場の生産体系が整ってきたおかげで
どんどんギターの最低価格が下がっていき
今では中高生のお財布でも簡単に手に入れられるようになりました。

 

価格の低下の次は
クオリティの向上…

 

その次はいったい何を求めるでしょう?

 

次に来るもの…

 

それはロマンです!!

 

製品に一定以上のクオリティが保証されるこの現代で
ギター自体を自分の金銭で買えるようになった人々は
次にロマンという嗜好を求めだしたのです!!

他のギターとは違う、普通じゃ手に入れられないモノが欲しい!!
という欲求から
お金と技術で歴史を再現したのがレリック加工です!!

 

  • 腕が触れ続けて塗装が薄れるエルボーコンター部
  • 経年劣化や使用の末に現れる塗装のヒビ割れ
  • 金属パーツのクスミ など

本来なら
20、30年という長い時間を使用しないと得られない風合いを
職人の加工技術で生み出したのです!!

 

 

そもそものヴィンテージ感とは?欠かせないラッカー塗装の話

 

ギターのヴィンテージ感を生み出すために必須とも言える要素が
ラッカー塗装(ニトロセルラッカー)です。

 

まず、
ラッカー塗装は乾燥に長い時間を要する
ということを覚えてください!

 

通常、
ラッカー塗装が施されたギターを何十年も使い続けると
下記のような変化が起きます。

  • 経年劣化による色の風合いの変化
  • 塗装皮膜のヒビ割れ

 

ラッカー塗装には独特の艶やかさ(濡れ感と言われる時もあります)があり、
経年変化で風合いが変わっていき
革細工のように使い込む楽しさを味わうことができます!!

 

この変化は長い年月をかけて
ラッカー塗装の被膜が乾燥、硬化していくことによって起こります。

 

※しかし、塗装の乾燥に時間を要すると、
塗装→乾燥の工程を繰り返すため膨大なコストがかかってしまうので
ラッカー塗装は大量生産には向いていません
なので現在、ラッカー塗装はほとんど高級ギターにしか使われません。
(大量生産品のほとんどがポリウレタン塗装ですが、
決して高級ギターに使われないわけではありません。
Musicmanのギターやベースにはポリウレタン塗装が施されています。)

 

そして、
ラッカー塗装の乾燥が進むと
塗装皮膜の強度が下がっていきヒビ割れが発生していきます。

 

出典|MJT

 

このヒビ割れがまたイイ味を生み出すわけですよ!!

 

ポリ塗装の場合
ラッカー塗装よりも塗装被膜が厚く丈夫なため
上記のようなヒビ割れは起こりづらいんです!!

 

そのため
レリック加工では基本的にラッカー塗装が好まれます。

 

ちなみに一般的に
経年劣化によって出来た塗装皮膜のヒビ割れはウェザーチェック
ギターの木材まで達したキズはクラック
と呼ばれています。

 

レリック加工では以上の

  • 経年劣化による色の風合いの変化
  • 塗装皮膜のヒビ割れ

に加えてさらに、

  • 肌と触れ続けて出来た塗装の薄れ、
  • ピックの擦り跡
  • 床に落とした凹み
  • ペグのクスミ など

ミュージシャンと共に歩んでいく中で現れる使用感を
職人の手によって再現することで
あの渋さが生み出されるのです!!

 

ちなみに、
ラッカー塗装は形成される被膜が薄いため
木の鳴りを活かせる塗装としても知られています。

 

 

レリック加工といえばこのメーカー!!!

 

レリックギターの定番といえばこの3つ!!

  • Fender Custom Shop
  • Nash Guitars
  • MJT

 

 

Fender Custom Shop (フェンダーカスタムショップ)

 

出典|Fender Custom Shop

 

まず外せないのはFender Custom Shopですね!!

Gibsonと並んでTheギターの地位に君臨している同ブランドは
レリック加工の代表ブランドです!!
(世間的にヴィンテージ感を増す加工=レリック加工と定着していますが、
実はRelicという名前はFenderの登録商標名なんですよ。
覚えておきましょう!!)

 

出典|Fender Custom Shop

 

価格は40万円程度のモノから、
Fenderのトップビルダーであるマスタービルダーの作品100万円近くのモノもあります。

 

本物のVintageと呼ばれる年代のギターに
見た目だけではなく音まで近づける
というコンセプトのもとに、
仕様木材・パーツ・塗装全てを厳選して当時のギター/ベースを再現しています。

 

また、
シンプルな当時の再現だけでなく、
Stevie Ray VaughanJaco Pastriusなど
有名プレイヤーのギター/ベースを再現したモデルも制作されています!

 

私も将来マスタービルダー作のベースを買います!!
必ず!!

 

また、
Fender Custom Shopより下位ブランドのFender Mexicoからも
Road Wornシリーズというレリック加工が施されたギター/ベースが発売されています。

出典|サウンドハウス

 

出典|サウンドハウス

 

 

このRoad Wornシリーズ
価格は手ごろなのにボディがラッカー塗装(ネックはポリウレタン塗装)でレリック加工がされていて、
さらに価格に対して音が非常にイイ、
と当初とても話題になりました!!

 

Road Wornシリーズの良さから
購入後手放す人が少ないため中古品の流通が極めて少なかったのを覚えています。

 

4年程前(2015年)、
Road Wornシリーズのプレベに興味を持った私は
ソレを探しに楽器の聖地御茶ノ水を回ったことがあります。

しかし、
あれだけ楽器店が密集しているにもかかわらず
Road Wornシリーズのプレベは1本だけでした。

さらに、
ジャズべもストラトなどその他全てのRoad Wornシリーズのギター/ベースは見つけることができませんでした。
楽器店の店員さん曰く、
Road Wornシリーズは人気でなかなか回ってこない
とのことでした。

 

実際に
触ってみると重量は軽めで音抜けが良く
弾いていて気持ちのいいベースでした。

 

Fender Custom Shopの公式ページはコチラ
Fenderの公式ページはコチラ

 

 

Nashguitars (ナッシュギターズ)

 

Nashguitarsはアメリカのエイジドギターの火付け役です。
(この項ではレリックではなくエイジドと表記します。
意味はレリックと同じく長年使い続けることで現れるキズや色味など
ヴィンテージ感を再現する加工です)

 

出典|あぽろん

 

出典|あぽろん

 

高クオリティのエイジド加工プレイアビリティ(弾きやすさ・音)に定評があり、
自分が弾きたくないギターは出荷しない、という楽器作りへのこだわりがあります。

 

また、
パーツの仕入れ方法工夫したり、宣伝を押さえたりすることでコスト削減を図っています。
これによって、
お求めやすい価格で高クオリティのギターを手に入れることが出来ます!!

 

価格は基本30万円程度です。
レフティやマッチングヘッドなど仕様変更希望がある場合+α追加料金が発生します!!

 

 

これらNashguitarsの楽器は
日本の楽器店で見かけることは少ないです。

 

現在(2019年7月)
Nashguitarsと正規取引している日本の楽器店で有名なのは
あぽろん(新潟)です。

 

デジマートを見ても新品の多くはあぽろんで販売されているものです。

 

興味のある方は
あぽろんあるいはNashguitarsに問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

 

あぽろんの特設ページでは、
NashguitarsオーナーのBill Nash氏のインタビューや
Nashguitarsの紹介記事が公開されています(日本語記事)。

 

Nashguitarsの公式ページはコチラ
あぽろんのNashguitars特設ページはコチラ

 

 

MJT

 

 

 

MJTはエイジド加工で有名なメーカーです。
(この項ではレリックではなくエイジドと表記します。
意味はレリックと同じく長年使い続けることで現れるキズや色味など
ヴィンテージ感を再現する加工です)

 

MJTは先ほど紹介したFenderやNashguitarsと異なり、
組込された完成品だけではなくギターパーツ単体でも販売しています。

 

出典|MJT

 

出典|MJT

 

 

大きな特徴は下記の通り

  • 高コストパフォーマンスのラッカー塗装+エイジド加工されたボディをオーダーできる
  • エイジド加工されたネック(USACG製)やハードウェアパーツ(ペグやブリッジなど)を購入できる

 

オーダーなので注文時に
こんなエイジング具合のモノがほしい!!
見本画像を送ればその画像に近いエイジド加工をしてくれます。

 

もちろん
エイジド加工されていない、綺麗なラッカー塗装のボディも購入できます!

 

  • エイジド加工されたギターを自作したい
  • トラスロッドが回りきってしまったためネックを買い替えたい
  • ウレタン塗装ボディからラッカー塗装されたボディに変えたい

という方にはうってつけです!!

 

 

MJTの公式ページはコチラ
USACGの公式ページはコチラ

 

 

レリック加工はこうやる!!

 

もちろん
レリック加工は自分でも可能です!
しかし、簡単ではありません…
素人がただガムシャラにヤスリで削ったり、
鍵束で叩いたりするだけでは
不細工なオンボロギターが出来上がってしまいます…。

 

それでもチャレンジしたいという好奇心旺盛な皆様のために
参考になるMiles Custom Guitarsの綺麗なレリック加工現場が収められた動画を紹介します!!

 

Miles Custom Guitarsは2012年創業のギター工房です。

彼らは度々Youtubeに有名プレイヤーのギターレプリカの制作動画をアップしています。

 

動画①

動画②

 

 

動画内では
ボディ塗装から始まり、
エイジド加工、組込と完成までの一部始終が収められています。

 

すでに存在しているギターの再現ということもあり
直接あるいはマスキングテープにキズをトレースし削るという緻密な作業が行われています。

 

またパーツの汚し作業も勉強になりますね!

 

Miles Custom GuitarsのFacebookページはコチラ
Miles Custom GuitarsのYoutubeページはコチラ

 

 

最後に

 

 

新しいピカピカのギターとは一味違う魅力を持ったレリックギター。

 

本物のVintageギターは手に入れるのが難しかったり、
手に入れてもメンテナンスが大変だったり、使用感に難があったりする場合があります。

 

その反面レリックギターは、
現在の職人さんの手によって本物のVintageをリスペクトしながらも
現代に沿って可能な限りプレイアビリティが上げられています。

 

ヴィンテージ感溢れるギターに魅力を感じたあなた!!
是非レリックギターを手にしてみてはいかがですか?

 

 

それでは、
Vi ses! (ヴィセ―ス)



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 P.S.

 

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