Hej!(ヘイ)
マーヴィンです。
先日、1時間ほど電車に揺られて友人と共に行ってきました。
そう、
IKEAへ!!!
無類のIKEA好きであるこのマーヴィン、
人がひしめくGWの電車であろうと
IKEAの為なら我慢します!!
我慢しました!!
(がんばったよ…)
そして、たどり着いたIKEA。
その1階にある食器コーナーで友人からある1言が
せっ器って何?
どうやら食器(手にはティーポット)の商品札に書かれていたせっ器を知らない模様。
そもそも陶器とか磁器はよく聞くけど何が違うの!!
おしえろっ!!
友人の怒涛の攻め!!
…わかりました。
教えましょう!!
ということで、
- 炻器とは何か
- 陶器・磁器・炻器の違い
を簡単にわかりやすく説明します!
炻器とは
結論から言いますと、
炻器とは、陶器と磁器の中間の性質を持つ焼き物です。
中間って何の中間だよ!って思いますよね。
それを理解するために、
まずは陶器と磁器の違いを説明します。
そして最後に炻器に触れます。
陶器と磁器の違い
陶器と磁器の違いは材料である
粘土に含まれる陶石の割合
です。
陶石とは、石英や長石、珪石などの鉱石のことを指します。
(長石や珪石はガラスの材料になります)
粘土に含まれる陶石の割合は
磁器>陶器
磁器の方が大きいです。
よって、
磁器は石の割合が多く石もの
陶器は土の割合が多いので土もの
と呼ばれています。
陶器の特徴
焼き上げる際、
窯の温度は1100~1200℃程にして焼かれます。
生地には微小な空気穴が無数にあるため吸水性があります。
耐久性を持たせるために厚めに作られ、ズッシリとした印象が強いですね。
透過性(光を通す性質)はありません。
空気を含み、厚みに作られるため、
陶器は保温性が高いです。
長時間温かいお茶を楽しみたい時にいいですね!
陶器を叩くと
ぽーんっ
と、こもった音が鳴ります。
例を挙げますと、
つかもと(益子焼)のティーカップとか可愛いですね!
磁器の特徴
窯の温度は陶器より高い1200~1400℃程で焼かれます。
陶石の含有量が多いため、
高温で焼くことで生地の中にガラス質の結晶が形成されます。
生地が丈夫なので陶器より薄めに作ることができます。
吸水性はなく、透光性が少しあります。
陶器より生地が薄く、ガラス質を多く含むため保温性は劣りますが、
吸水性がないため電子レンジで使用できます。
(電子レンジはマイクロ波で水分を振動させてモノを温めます。
つまり、吸水性のある陶器だと…
あとは分かりますよね?)
磁器を叩くと
コーンッ
と、金属音のような高い音が鳴ります。
西洋食器は磁器のイメージが強いですね。
僕のイチオシiittala(イッタラ)のteemaも磁器です!
iittalaは
シンプル イズ ザ ベスト!!
を見事に体現していて、
そこにワンポイントのiittalaマーク!!
たまりませんな…!
(話がそれましたね…)
炻器の特徴
窯の温度は陶器と磁器の中間の1200~1300℃程で焼かれます。
吸水性も透光性もありません。
陶器と磁器の両方の特徴を持っていますね。
炻器を叩くと、
磁器ほどではありませんが、陶器より高い音が鳴ります。
炻器は個人的に常滑焼の急須のイメージがありますね。
先ほど挙げたiittalaのような西洋食器と相反して、
日本の落ち着いた雰囲気を醸し出してくれます。
ティーポットで淹れる紅茶もいいですが、
急須で淹れる煎茶も雰囲気がありより味を楽しめます。
まとめ
以上が
炻器、陶器、炻器の特徴になります。
下に表でまとめますね。
焼成温度[℃] | 吸水性 | 透光性 | 音 | |
---|---|---|---|---|
陶器 | 1100~1200 | あり | なし | こもった音 |
磁器 | 1200~1400 | なし | あり | 高い音 |
炻器 | 1200~1300 | なし | なし | 陶器より高い音 |
とりあえず、何が違うの?って聞かれたら
- 材料に含まれる陶石の割合
- 窯の温度
- 叩いた時の音
って答えたら大丈夫です!
あと、陶器は電子レンジはダメ、ってこと!
それぞれメリットとデメリットがありますが、
自分の直感でコレいい!!って思ったものを買ってみましょう!!
お気に入りの食器は楽しい食事をより一層華やかにしてくれます!
打音の違いが気になっても
くれぐれも強く叩きすぎて割らないようにね!!
では、Vi ses! (ヴィセ―ス)